第二話
「我が師はそれを我慢できない」


Free Style!で一、二を争う問題児(?)、ポンバル先生登場の回。
プレイヤーお二人は、先生が危機に陥っていると解った瞬間から、一気に緊張感を増していました。
マスター自身、「いやあ、ギリギリだったよねえ」と笑って済ませられる日程を組んでいた上、
先生の病気抵抗で失敗してしまったため、心底冷や汗をかく羽目になりました(笑)。


序盤・リアさんパート


 紙面の都合上省かれてしまった失敗談(笑)。リアさん一人で情報収集をしている時のこと。

 診療所のお隣さん、更にそのお隣さんに直接アタックを掛けたリアさん、ご近所の方が井戸端会議をしていると聞いて、何と単身井戸端会議に乗り込みます。
 結果は…まあ、井戸端会議ですし、ご想像の通りと思いますが。

 3時間ほどを浪費しただけで、何も収穫無く帰ってきちゃいましたとさ(笑)。

 プレイ当初は「盗賊が知り合いにいるんだから盗賊に頼めば…」と思っていましたが、今になって思ってみると、グリムザさんに情報収集を頼む前に最低限の情報を自分で集めておこうという動きは、むしろ褒められても良いかも知れません。
 まあプレイングていう観点からすると、極力暇になるプレイヤーが出ないように立ち回って頂いた方が助かるんですけど(笑)。それは「ロールプレイ」じゃないですしね。



ジェリコ・カルダン


 誰かと言うとですね、第二話でグリムザさんの応対してた、盗賊ギルドの幹部の人です。誰も覚えてねえよ(笑)。
 ちょっと推敲の失敗で、受付の人から幹部の人に応対変わるところを削ってしまったのですけど。

 ジェリコ・カルダン。49歳。「兎耳ジェリコ」の二つ名を持つ。
 異様に五感の鋭い男で、中でもその地獄耳ぶりは、「壁越しに羊皮紙をめくる音を聞き取る」と言われる。その五感に加え、研ぎ澄まされた第六感で仲間を危機から救い続けたベテラン盗賊。
 第一線を退いた後は猛烈な読書家となり、五感・第六感に頭の回転の速さが加わった事から、ギルドの幹部達の中でも一目置かれる存在。

 かつての冒険者仲間と結婚し、今や二男三女の父。愛妻家の子煩悩で、妻と子供五人の肖像が彫り込まれた、巨大なペンダントを首に掛けている。
 現在は主に、ザーンと組んでドレックノール発の麻薬密輸ルートを摘発するべく活動中。

 さてこの設定、使われる日が来るんだか来ないんだか(笑)。

スフミ村?


 これは結構沢山の方がお気付きになった事だと思うのですけど。
 P34の2段目。診療所でお二方がポンバル先生の行く先を調べてたところですね。
 ここで病気の名前と症状、特効薬の説明の部分をト書きで説明してますが、この折、本当は「スフミ村」という名前が出てきていたのです。
 ところがリプレイ化に当たってこのエリアをト書きにして要約したら、スフミ村の名前を出し忘れてしまって。結果、何の説明も無しに突然「スフミ村」という名前を皆が使い始めてしまったと。

 あとは似たようなミスとして、短篇の中で盗賊達の頭目が突然ハインツていう名前で呼ばれ始めていたりとか。
 このミスに関しては、短篇の序盤でハインツが「待って下さいよ、ハインツさん」て呼ばれてるので、そこまで不自然じゃないのですが。それでも一回「ハインツと呼ばれていた男が」て呼び方をしてから、「ハインツが」ていう呼び方に変えるべきですよねえ。

 全情報を知った人間が編集をしていると、どうしてもこういうミスが起きやすいですね…反省しております。とほほ。





リグニア石


 今ふと思ったんですけど、「リグニア石」って、SW短編集に初出の時は「リグリア石」でしたよねえ。変わったのかな。

 で、散々リプレイ中でも短編中でも語られてますが、この薬の設定はどうなんでしょう(笑)。
 リュンクス一頭から取れるリグニア石が大人一人の三日分。一人の病気治すのに何頭のリュンクスを殺せばいいのやら。
 恐らく最初にリグニア石の設定を作った時はそこまで深く考えてなくて、「リュンクスを狩ったら病気が治る」ていう感覚だったんでしょうね。
 ただ、これをゲームのシステムとして数式化する時に不具合が生じてしまったと。

 …修正してくれよ(笑)。「一頭から取れる石で大人一人の数十日分に相当する」てしてくれればいいわけですし。
 まあ、そんなような思いもあって、今回の話が生まれたわけですけど。


 しかし、毒と薬と病気の種類が少ないお陰で、その絡みで何か事件が起きた時、プレイヤーが「コレかコレだな」と当たりをつけやすいのがGMとしては困りものです。
 オリジナルのデータを積極的に出していく事で、プレイヤーの皆様に「まあ既成のデータが出てくるとも限らないしな」て思ってもらう事が重要になると思います。

 まあオリジナルのデータは出し方に気を遣う必要がありますし、それはそれで大変なのは変わらないんですけどね(笑)。


イラスト


 何人の方が気付いておられるでしょうか。
 P33にある縦長のイラスト(再版だとP32)、ちゃっかりグリムザさんが鍵開け用の針金を手にしてます(笑)。

 ちなみにこのイラストは元々もう少し大きく作られていたのですけど、ページの大半を使ってしまうために今の大きさにカットされました。
 その際、どこを切ってどこを残すか烏氏に聞かれまして、賽は一言。
「猫を残して下さい」
 そこかよ(笑)。我ながら。


 そしてポンバル先生、ものの見事に痩せこけててGJでした(笑)。
 作中でもリプレイ中でも眼鏡を掛けてるイメージて出てこなかったのですが、一度イラストが出来上がると、もう眼鏡を掛けてるイメージしか出てこなくなるのが不思議なところ。

 というわけで、以後ポンバル先生は眼鏡を掛けてるって事で。
 シャーロック・ホームズが挿絵描きの趣味で鹿撃ち帽かぶる事になったようなモンですね。



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